91亚色

山口大学农学部 农学部

月刊农学部長 第33-45号(2021年4月-2022年4月)

月刊农学部長 第33-45号(2021年4月-2022年4月)

月刊农学部長 第45号(2022年4月)

 

3月 桜のキャンパスと新シリーズ(告知&公募)

3月23日(水)に桜が1分咲き程度の維新記念公園にて、今年も時間分割方式の無観客卒業式?修了式が行われました。93名の农学部卒業生と35名の創成科学研究科(農学系)修了生の皆さんが巣立っていきました。大学の卒業式は人生の一大転換点であることは間違いありませんが、中学や高校の卒業式ほど感傷的な式典ではありません。それは、主役の学生が十分大人であることに加え、自立すべき新たな生活の準備に追われ感傷に浸っている暇がないことも一因でしょう。皆さん、慌ただしい生活の中でも心と体のケアーを忘れずに、視線を上げて力強く一歩目を踏み出してください。
そして、間髪入れずに「Welcome 新入生」の週間を迎えます。この時期、キャンパスは桜で溢れていますが、本部横の公園(手前)と大学会館横(右奥)の特にきれいな桜群を掲載します。毎年のように月刊农学部長でも紹介していますが、今年はちょっとがんばって上空からの景色です。撮影方法は秘密です。新入生の皆さんが桜のように優しく明るいカラーの大学生活が送れるように、教職員全員が一生懸命サポートします。

 

20220330-1.JPG

 

この写真に写っているメタセコイアの上部に、ちょっと见にくいですが、鸟の巣が确认できます。カラスの巣だと思われますが、ここ数年は宿主が现れません。実はキャンパス内には5か所ほどこのような巣があって、そのうち2か所では3月になって亲鸟が巣缮いをしているのを确认しました。顺调に行けば初夏ぐらいまで子育てをしている様子が観察できるはずです。校内を散歩しながら、鸟の巣を探してみるのもなかなか楽しいものです。

さて、コロナ禍で出張等も制限されている状況下で、これから24回も「月刊农学部長」を書かなくてはなりません。昨年は「登山シリーズ」を企画して何とか1年持たせましたが、今年も何か企画しないとネタが足りません。そこで、「山口大学の自慢」と題して、30年以上の山大教員生活の中で感じた、山口あるいは山大のアピールポイントをまとめたいと思います。何回できるかわかりませんが、「山口?山大の良いところ」を皆さんに認識してもらえたら幸いです。次回(4月号)からスタートする予定ですが、取り上げてもらいたい話題がありましたら是非お知らせ下さい。

 

 

月刊农学部長 第44号(2022年3月)

 

2月 恵方巻とキャンパスの冬の彩り

2月上旬、农学部の学生たちは卒論?修論の仕上げに忙しく、学部内はコロナ禍とは無関係にとても静かです。昨年も書きましたが、文章にまとめるという作業は最も頭を使う作業であり、その能力は社会人になって間違いなく役に立ちます。先生に修正されて終了ではなく、その過程をよく振り返って、論理的な思考の表現スキルを高めてください。そんな中、節分の日(2月3日)には、ここ15年ぐらいの研究室の恒例行事で「恵方巻」をみんなで食べました。今年は、男子学生ばかり10名(院生4名、学部生6名)の研究室で、一言もしゃべらずに北北西の方角にある冷蔵庫を見つめて一気に食べました。写真のようになかなかシュールな風景でした。1本860円もしてびっくりしたのですが、美味しいうえに、「今年1年病気をしないように」と健康意識を高められるのなら安いものかもしれません。

 

20220227-1.jpg

 

サイレントなキャンパスにあって、この時期に貴重な彩りを放っているのが、サザンカのピンクの花(写真奥)とクロガネモチの真っ赤な実(写真手前)です。この場所は以前紹介したキンモクセイ(月刊农学部長第28号)のすぐ隣です。クロガネモチとは興味をそそるネーミングですが、葉が乾くと鉄色になることから名付けられたと解説されていました。同時に「苦労がなく金持ち」に通じる縁起木と紹介されています。苦労せずにお金が入るのは幸運なことではありますが、必ずしも幸福なことではないと信じているのは、宝くじに縁がない私の負け惜しみでしょうか。

 

20220227-2.jpg

 

COVID-19の第6波に関する大学内の状況は、HP上で公開されているように、年明けからすでに50人を超す感染者が報告されています。幸い、农学部内での感染報告はほぼ無く、いつも通りの2月を過ごすことができました。大学前期入试は2月25日に無事終了しましたが、後期入试(3/12)や卒業式(3/23)も控えていますので、もうしばらく気を引き締めて感染予防に努めましょう。

 

 

月刊农学部長 第43号(2022年2月)

 

1月 コロナ第6波と対面试験

昨年末の月刊农学部長に「コロナとの戦いは今後も予断を許しませんが、とりあえず危機的な状況は凌いだと信じて、、、」と書きましたが、その直後に岩国米軍基地発?オミクロン株によると推察される第6波が来てしまいました。これまで、新幹線沿いの都道府県では珍しく「緊急事態宣言」も「蔓延防止法」も発令されていなかった山口県でしたが、ついに県東部に対して蔓延防止法が発令されました。その事態を受けて、1月11日に行われた全学の教育研究評議会において、講義を対面から遠隔に速やかに移行することが決定されました。遠隔講義そのものには抵抗がなくなっていますが、この時期は期末試験、大学入学試験と対面が不可欠な重要行事が続きます。第5波の後に、もうCOVID-19の話題には触れないと書きましたが、今しばらく、大学の状況を皆さんにお知らせしなければならないようです。
1月末現在では、日本全体では8万人前後、山口県では400人前後の感染者が報告されており、ピークアウトの気配がまだ見えない状況です。幸い、大学内での感染拡大は比較的抑えられており、何とか定期試験等も対面で実施できています。写真は、高坂先生の授業(情報生化学:主に生物機能科学2年生)の試験風景です。この学生たちは2020年4月の入学ですから、入学と同時に数か月間遠隔授業になり、その後は対面と遠隔をミックスした形で受講してきました。昨年秋にとった彼らのアンケート結果を見ると(写真中円グラフ)、対面授業の方がいいと答えたのは76%にのぼり、「先生の熱量が伝わって、ポイントが分かりやすい」「わからない点を友達にすぐ相談できる」などの意見が書かれていました。一方、遠隔の方がよい(17%)、判断できない(7%)と答えた学生からは、「好きな時間に何度でも視聴できるオンデマンド方式で理解が深まる」などの声も聞かれました。农学部としては、基本的には全面的に対面授業に戻したいと思っていますが、遠隔講義のメリットはコロナ禍が過ぎても生かしたいところです。

 

2022-2-1.jpg

 

2月になると、卒业论文、修士论文、博士论文の発表审査会、そして月末には大学入试の前期个别试験が実施されます。弱毒化したオミクロン株が「自然ワクチン」になって、パンデミックが収束するという楽観论に期待したくなりますが、ワクチン接种者でも感染が频発している现状を冷静に鑑みると、そう简単な结末ではなさそうです。

 

 

月刊农学部長 第42号(2022年1月)

 

12月 农场祭とクリスマス市

12月9日の昼休みに、農場祭が行われました。今年もコロナ感染防止のため、飲食のない物販のみとなりましたが、たくさんの方々に来場していただきました。約20種類の野菜と果物が売られていましたが、私も生物資源環境科学科の学生さんが農場実習で作ったミニトマト(380g)とカブ(750g)をそれぞれ150円で購入しました(写真)。日常的に買い物をする人なら、このコストパフォーマンスの良さが理解できると思います。この場を借りて、農場の維持管理及び农学部の研究?教育にご協力いただいている技術専門職員(農学グループ)の皆様に感謝申し上げます。今年は、先月号に記載したようにお米とお芋の生産にちょっとだけ協力させていただきました。来年は、もっとたくさんの農産物生産に関わり、勉強したいと思っています。

 

20211227-1.jpg

 

ところで皆さんは、「12月、山口市はクリスマス市になる」こんな笔搁をご存じでしょうか。保守的な山口にしては攻めたキャッチコピーだなと思いますが、実は山口市はクリスマス発祥の地とされています。山口市の広报誌には「1552年の12月に、フランシスコザビエルの后継者?宣教师コスメ?デ?トーレスらが山口でクリスマスを祝ったのが日本での始まり」という内容が记述されています。当时の大内义隆(31代)はトーレスに対してキリスト教の布教と拠点建设を许可したことが记録に残っています。この拠点が日本で最初の常设教会とみなす説もあり(诸説あり)、「クリスマス発祥の地」を标榜する资格はあるように思います。毎年12月になると県庁から市役所までのパークロードが所々ライトアップされますが、特に旧サビエル记念圣堂を模した尝贰顿の电饰はとてもきれいです(写真)。パークロードそのものもかなりお金をかけて整备した道路で、昭和61年には日本道路百选にも选ばれた山口市内の名所の一つです。その街路树を背景に、写真のような白と青を基调とした幻想的な空间が広がっています。山大からは自転车で20分ぐらいかかりますが、一见の価値があると思います。まだ见たことがない人は、是非来年は见に行ってください。

 

20211227-2.jpg

 

さて、今年も一年が终わろうとしています。いろいろとありましたが、何とか学部长の仕事をこなすことができました。教职员?学生の皆さま、ご协力ありがとうございました。コロナとの戦いは今后も予断を许しませんが、とりあえず危机的な状况は凌いだと信じて、ちょっとだけ気を缓めて鋭気を养いたいと思います。
みなさん良いお年をお迎えください。そして、また元気よくリスタートしましょう。
?

 

月刊农学部長 第41号(2021年12月)

 

11月 附属农场のお芋とお米

今年も実りの秋に、たくさんの农作物が附属农场でも収穫されました。写真は10月に菅内(すげうち)农场で取れたさつま芋とお米です。私も週末を使って、数名の有志(山大教职员および学生さん)といっしょに、苗植えから収穫の段阶まで作业をさせてもらいました。品种はさつま芋が「べにはるか」お米が「恋の予感」で、それぞれ10补と5补に作付けし、最终的におよそ1.8迟のお芋と250办驳の玄米が収穫されたそうです。

収穫されたお芋の2/3ぐらいは周南市の山县酒造で焼酎「要助」の仕込みに使われ、残りは青果で贩売されたり、干し芋に加工されたりするそうです。私も学内の生协施设(贵础痴翱)で「要助」を购入してみましたが、どちらかと言うと“饮みやすいスッキリとした味わい”と感じました。ところが、指导していただいた荒木农场长の解説では、焼酎は普通醸造用の大型のイモ品种(コガネセンガン)を使用するが、「要助」は红芋を使うので香や味がちょっと浓厚だということでした。私は鹿児岛出身で、焼酎をつくっている亲戚もいる中で育ったのですが、あまりお酒の味がわかりません。日本酒の辛口と甘口の违いも怪しいレベルで、焼酎はさらに味を表现する言叶を持ち合わせません。是非20歳以上のみなさん、“スッキリとした味わい”なのか“浓厚な香りと味”なのか、それとも违う表现がフィットするのか、试饮して感想を教えてください。720尘濒が1480円ですので安くはありませんが、それだけの価値がある一品だと思います。

一方、お米については教育学部付属の特别支援学校の生徒さんたちといっしょに作ったので、山大基金の返礼品に活用していく予定だそうです。荒木先生から、「いただいた寄付の一部は、附属学校などの実习资金などに充てられる仕组みにして、寄付していただいた方に末永くこのお米を楽しんでいただけるようにしたいと考えています。」という学长先生が闻いたら泣いて喜ぶような素晴らしいコメントをいただきました。

荒木先生とその研究室の学生さん、ご指导ありがとうございました。来年も楽しみにしています。

 

20211130-1.jpg

20211130-2.jpg

 

 

月刊农学部長 第40号(2021年11月)

 

10月 普通の大学生活を取り戻しましょう!

2020年の3月から様々な活动およびイベントが自粛モードになりましたが、やっと规制が缓和されてきました。10月初旬、私が副会长を引き受けている中国四国学生陆上竞技连盟の试合が広岛で开催され、山口大学の学生さんも2年ぶりに参加が叶いました(写真)。我々教员は、たとえ自粛期间でも授业ができればかなり安堵感がありますが、学生さんはそうはいきません。有意义な大学生活を送るための要素は授业以外にもたくさんあります。若いエネルギーをぶつける机会がことごとく夺われてしまって、この1年半は本当に我慢の时だったと思います。これからも颁翱痴滨顿-19の再流行に対して细心の注意が必要なことは言うまでもありませんが、みんなで协力して普通の大学生活を取り戻しましょう。授业や研究活动はもちろんのこと、サークル活动や旅行等、学生时代ならではの楽しいイベントを积极的に盛り上げてください。

 

20211029-4.jpg

※个人情报が含まれますので、画质を落としています。生物资源环境科学科の4年生も出场しました。

 

そんな訳で颁翱痴滨顿-19は过去のものにしてしまいたい気分ですが、今一度振り返って、コロナ祸で「よかったことベスト3」を挙げてみたいと思います。

1)就职活动がオンラインになったことで経済的な负担が軽くなり、多くの公司に挑戦できた。「準备していた30万ぐらいの就职活动用资金がほとんど要らなかった」という院生の话も闻きました。このまま定着してくれれば、地方国立大学の学生には大変ありがたいシステムです。そのためには、昨年?今年に就活を乗り越えた学生さんたちがこれまでと変わらないクオリティーを示し、「オンライン面接でも十分いい学生が採用できるじゃないか」と就职先に感じてもらうことが肝要です。卒业生の皆さん、是非后辈たちのために顽张ってください。

2)宇部(工学部?医学部)との距离が缩まった。教员の会议でも学生间の会合でもオンライン形式に抵抗がなくなって、気軽にリモートコミュニケーションができるようになりました。以前から笔颁のスカイプやスマホの厂狈厂などコミュニケーションの手段はあったはずなのですが、何となく大人数の会议は対面でという雰囲気がありました。窜翱翱惭や奥贰叠贰齿の利用により、意外と远隔のプレゼンや议论にデメリットがないということに気づきました。これから、大学内外において、移动に伴う时间とお金の节约が加速すると思われます。

3)マスクと手洗いで风邪の流行をかなり防止できる。以前から风邪の対策にマスク着用と手洗いが有効であることは知っていましたが、今回、皆が心がければほとんど流行らないということが実証されました。今后、玄関に设置された体温计で体调管理の习惯を持続し、マスクと手洗いは当たり前の感覚になれば、インフルエンザの大流行は无くなるのかもしれません。

以上の3点の他にも意外とよかった事があるように思います。コロナで経験したことを単なる祸(わざわい)としてとらえるのではなく、今后の生活や仕事に役立てたいものです。

 

 

月刊农学部長 第39号(2021年10月)

 

9月 后期の授业と身近な登山のまとめ

秋分の日も过ぎて、すっかり秋らしくなった今日この顷です。各県のコロナ感染者数もやっと第5波以前の値に近づいてきて、このまま収束してくれるのではないかと期待してしまいます。1か月前は、后期は远隔讲义しかできないのではないかと话していましたが、この调子だとほとんどの授业は対面形式でできそうです。学生さんおよび教职员の皆さんの「自粛」に感谢します。ただし、最初の1週间(10/1~10/7)は、様子见のために远隔授业中心の予定です。完全扑灭を目指して、今一度気を引き缔めて感染防止に努めましょう。基本はマスクと手洗いです。
さてこの半年间、「歩いて行ける10名山」と题して山口盆地にある山を绍介しました。この他、车があれば是非トライしてもらいたい素晴らしい山々がたくさんあります。例えば、平成の大合併が行われる前、つまり旧山口市内では一番高い山だった高羽が岳(760m)は、ロープ伝いに登る场所が10か所近くあり本格的な登山が体験できます。一方、现在山口市で一番高い十种ヶ峰(989m)の顶上からは、全方向すべて见晴らしがよく、空気が澄み切った红叶の季节の登山に最适です。また、山口市と周南市の间にある饭ヶ岳(937m)は、ブナ林と滑松(树齢200年以上の赤松)がとても印象的な山です。さらに、防府市にある右田が岳(426m)は、ロッククライミング的なスリルも味わえるコース沿いに33体の磨崖仏等もあり、景色以外にも多くの见どころがあります。最后に、ホルンヘルスに隣接する萩市须佐の高山(533m)からは、日本海のリアス式海岸が広角に见渡せます。车でも行ける顶上には望远镜が设置されており、1997年にヘールボップ彗星を観察した时は感激しました。
本シリーズ(月刊农学部長第33号~第38号)で紹介した山をイラスト風にまとめておきました。週末にちょっと疲れるぐらい運動したい人、ぜひ順番に挑戦してみてください。なお、下記6)~10)と今回紹介した番外編の山々は道に迷う可能性がありますので、複数人で行くことをお勧めします。

20210928-1.png

 

 

月刊农学部長 第38号(2021年9月)

 

8月 オリンピックと身近な登山(その6)

7月から8月にかけて东京オリンピックが行われ、无観客ながら大変盛り上がりました。私のオリンピックに関する最初の记忆は、1968年のメキシコオリンピックです。特に、走り幅跳びの惊异的な世界记録と10000m竞走におけるアフリカ势の强烈なラストスパート合戦が印象に残りました。高地(2300m)での大会だからこうなるみたいな解説に、山の上なら足が速くなるの?と不思议に感じたのを覚えています。その后生理学を学んで、高地では空気抵抗が低いこと、酸素分圧が低いことなどの影响が大きいことを理解しました。1980年のモスクワオリンピックは、アフガニスタンへのソ连军侵攻を理由に、日本はアメリカに同调してボイコットすることになりました。今また、アフガニスタンの政情が大きく揺れています。科学は次々と问题を解决し社会は着実に前进しているように感じますが、民族?宗教が络む问题はなかなか着地点すら见い出せません。

 

身近な登山シリーズの6回目です。やっと最后の山にたどりつきました。

9&10)东凤翩山&西凤翩山:山口市の登山可能な山として最も知れ渡っているのが东凤翩山(734m)でしょう。登山道は吉敷地区の凌云寺跡をスタートする西ルートと一の坂川上流の锦鶏湖をスタートする东ルートがあります。さらに、西ルートは地蔵峠経由と鉱山跡経由に、东ルートは二ツ堂経由と锦鶏の滝(雄滝)経由の2つにそれぞれ分かれます。地蔵峠経由と二ツ堂経由は登山道が整备されていて、とても登りやすいルートです。ただし、结构な标高差があり、市街地から登り始めると2时间以上はかかる登山になりますので、チョコレートと水ぐらいは持参した方が安心です。西ルートの鉱山跡経由と东ルートの锦鶏の滝経由コースはかなりの悪路ですので、しっかり準备して临んでください。軽めの登山がしたい人は地蔵峠まで车で行く方法もあります。顶上标识の写真は、小林前部长の记事(狈辞25号:2020年2月)に绍介されていますので、ここではその标识の位置から南向きに撮った写真を载せます。眼下には山口市が広がり、山口大学④はもちろん、この登山シリーズで绍介した象头山①、鸿ノ峰②、姫山③、高仓山⑥もハッキリと确认できます。汗だくになって登った山々が、砂场で作った小山のように点在している风景がとても印象的です。远方に视界を広げると、南南西に真っ白なきららドーム⑧が见え、周防滩の向こうに国东半岛の山々⑤、そしてかすかに久住连山⑦を见ることができました。さらに、180度方向を変えて北方に目を凝らすと、萩冲に浮かぶ大岛も确认できました。山口市内から瀬戸内海と日本海の両方见える场所はここだけかもしれません。
一方、东凤翩山よりもわずかに高い西凤翩山(742m)は、TV局のアンテナ基地があるために舗装道路が山顶まで整备されています。登山は厳しいけど写真のような景色が见たい人はこちらがお勧めです。东凤翩山と西凤翩山は地蔵峠経由で縦走することもできます(所要时间90分程度)。

 

2021-9-1.jpg

 

 

月刊农学部長 第37号(2021年8月)

 

7月 野イチゴと身近な登山(その5)

春から夏にかけては野イチゴが結構おいしく食べられます。写真はこの辺でよく見つかるヘビイチゴ(写真左)と草イチゴ(写真右)です。ヘビイチゴに関しては、有毒だから食べてはいけないと脅されていましたが、実は無毒で食べられます。でも全く味がしないので、あまりお勧めできません。一方、草イチゴは酸味がないのですが糖度はかなり高く、まるでお菓子のような味わいです。見分け方は、表面の粒々の形と色です。ヘビイチゴはピンクがかった赤色で、表面の粒が突起状に見えます。まさにコロナウィルスの感じです。一方、草イチゴはオレンジがかった赤色で、ビーズのような粒がびっしり詰まっています。いつの日か、山でヘビイチゴを見つけた時に、「これによく似たウィルスが猛威をふるって大変だったなー」と思い出す日が来るかもしれません。私が月刊农学部長を書き始めてから、ずっと話題の中心は「新型コロナウィルス」です。もうそろそろ脱却しよう思って書き出したのですが、結局今回もコロナ関連記事(?)になってしまいました。

 

2021-8-1.jpg 2021-8-2.jpg

 

8)蕎麦が岳(仁保地区):防府市との境にある标高556尘の山です。仁保の道の駅(井开田交差点)から车で10分ほど走った仁保一贯野地区からのアプローチが一番楽ですが、本格的に登山を楽しみたい人には仁保の小高野地区(秋川牧园工场付近)からの登山をお勧めします。途中には「仁保の重石(じゅういし)」という巨岩の珍风景も见ることができます。その岩の顶上から目の前に広がる川のような滑滝(勾配は45度ぐらい)がなかなかの迫力です(下の写真)。写真の下端に见えているのが重石の顶上の縁になりますが、石の高さは30mぐらいあり、これ以上のぞき込むのは无理でした。幼いころから高い所に登るのが好きだった私でも脚がすくみましたので、高所恐怖症の人は絶対に登らないでください。登山道は最后までよく整备されており、蕎麦が岳の顶上からの眺めはどの方角も素晴らしいものです。蕎麦の実に似ていることが名前の由来だそうですが、远くから见ても、登ってみても顶上は平で、叁角锥のような蕎麦の実とどこが似ているのでしょう。

 

2021-8-3.jpg

 

 

月刊农学部長 第36号(2021年7月)

 

6月 ワクチン接种と身近な登山(その4)

ついにワクチン接種が山口大学でも始まります。吉田キャンパスでは7月末から1回目、8月末に2回目の接種が行われ、ほとんどの学生及び教職員が前期中に完了する予定です。これまで感染が確認されてからワクチンが完成するのには10年近くかかるのが常識でした。今回は、分子生物学の地道な研究の積み重ねが功を奏して、mRNAワクチンという手法が確立され、1年少々の短期間で完成しました。そもそもワクチン接種は、体内の獲得免疫機能を事前に訓練することを目的として行われます。従来は弱毒化したウィルスそのものを訓練開始の合図に使ってきました(生ワクチン)。今回は注入されたmRNAの遺伝情報に基づいて細胞にウィルスの一部分(突起)を大量に合成させ、訓練を開始させる方法が取られました。この方法そのものは30年ぐらい前にすでに提案されていたようですが、注入されたmRNAがすぐに分解されてしまうこと、細胞内に未知のmRNAを導入する際に不要な反応が起きてしまうことなどの難問が解決され、ついに今回の実用化に至りました。农学部の学生さんには、是非このワクチンのメカニズムと開発の歴史を理解してほしいものです。日経サイエンス5月号の「COVID-19ワクチン接種―日本に上陸mRNAワクチンの実力-」がとてもよい解説記事です。

 

身近な登山の4回目は、同じ地区にある割にはあまり认识されていない山です。

7)高仓山(山大南方):吉田キャンパスの校舎は东西方向にきれいに并んでいるので、すべての校舎の南侧の窓から正面に见えるのが高仓山(标高380m)になります。8合目あたりにある送电线用の鉄塔が一つの目印です。登り口は复数ありますが、一番登りやすいのは中国自动车道の山口ジャンクション付近(黒川地区)からのアプローチだと思います。大きなため池の横を通り登山口(标识有)にたどり着いたら、すぐにかなりの急勾配の小道が続きます。鉄塔までは迷うことはないと思いますが、そこから先は赤いリボンを頼りに悪路を进みます。最后はシダをかき分けるようにして进み、広さ6畳ぐらいの顶上にたどり着きます。视界は北侧のみ开けており、山大の全景を见ることができます(写真1)。

この山の北侧つまり山大侧の麓には「平川の大杉」(写真2)があります。根回りが10mを超す巨木で、なんと昭和3年に国が指定した天然记念物なのです。大学の留学生会馆横の通用门から自転车で10分もかかりませんので、是非一度见学に行ってください。

 

2021-7-1.jpg 写真1

 

2021-7-2.jpg 写真2

 

 

月刊农学部長 第35号(2021年6月)

 

5月 长引くコロナ涡と身近な登山(その3)

コロナ禍での大学生活も2年目に突入しました。こんなに長期戦になるとは正直思っていなかったのですが、有名なウィルス学者のネイサン?ウルフの著書『パンデミック新時代』(2012年: 高橋則明 訳)には、今後未知の感染症が頻繁に発生する可能性が予言的に書かれていました。その理由として、アフリカや中国の奥地まで開発が進むにつれ、新規ウィルスを保有する動物たちと接する機会が増えることなどが説明されていました。振り返ってみれば、2003年に中国を中心に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)、2012 年に確認された中東呼吸器症候群(MERS)、今回のCOVID-19(2019)と新規のウィルス性感染症が次々に、そしてだんだん間隔が短くなって襲来している事実があります。様々な対策が「Postコロナ」から「Withコロナ」に変わってきたことは、我々の社会がこれらの状況を認識しつつある証拠かもしれません。決して望ましい姿とは思いませんが、遠隔講義はよくある大学風景となる可能性があります。吉田キャンパス内での感染情報に基づき、5/13(木)~5/21(金)の間は急遽対面授業禁止となりました。写真1は6番教室でネット配信ツールwebexを使って遠隔講義中の横山先生です。

 

2021-6-1.JPG 写真1

 

 

さて、3回目になりました身近な登山シリーズですが、今回は山口盆地で最も有名な山と思われる「姫山」です。

 

6)姫山(山大北方):山口盆地の真ん中にあり汤田温泉街が一望でき、高さ(标高199m)も手ごろで人気の出そうな山なのですが、登山道があまり整备されていません。有名なブラック伝説がある山なので、ちょっと敬远されているのかもしれません。椹野川沿いの大内侧からアプローチすると、8合目ぐらいにある放送局の反射板までは迷わず登れますが、それから先は尾根伝いに悪路を进むことになります。顶上には、叁角点の石碑の他、なぜか邮便ポストと鐘が设置されていました。顶上からは西侧のみ视界が开けており(写真2)、中央に见える緑の山が先月绍介した鸿ノ峰で、その右奥にある峰が东凤翩山、中央やや左侧にある高い峰が西凤翩山になります。

 

2021-6-2.jpg 写真2

 

 

月刊农学部長 第34号(2021年5月)

 

4月 1年生の対面授业と身近な登山(その2)

1年生の授业のほとんどは、他学部の学生たちと一绪に共通教育栋で行われます。100人以上の讲义が多いため、最初の1週间(4/9~)は念のため远隔讲义となりました。その后(4/16~)対面讲义が始まり、いつもの大学讲义风景が1年ぶりに戻ってきました(写真1)。やはり、対面讲义をしていると「学校で教えている、学んでいる」という実感が涌いてきます。最近は、考える力を养うために、诸外国を见习って双方向型アクティブラーニングが推奨されています。その教育改革の方向は正しいと思いますが、中には寺子屋みたいな一方向型讲义が得意な学生さんもいるような気がします。先生の话を闻きながら自分の知识を効率よく増やし、次に自分で考える材料として头の中に整理する学习スタイルに魅力を感じる自分はやはり古いタイプの教育者なんだろうと思います。残る教员生活において、少しでも意识改革をしなければ时代に取り残されてしまうのかもしれません。

 

2021-5-1.jpg 写真1

 

 

さて、前回(身近な登山)の続きです。今回绍介する山も山大から歩いて往復しても半日以内で终わるコースで、舗装道路がかなり整备されているので、ジーパン?革靴でも大丈夫かなと思います。

 

4)亀山:山口市の中心にある丘です。サビエル记念圣堂が中腹にあり、麓には市役所、美术馆、博物馆などがあるので、访れたことがある人も多いかと思います。顶上の公园は标高70mぐらいですが、ほとんど阶段で登るので、一気に登ると结构な负荷がかかります。実は约50年前まで山口大学はこの地区にあって、市役所はかつて教育学部だった建物をそのまま使っているのです。

 

5)鸿ノ峰:登山道は木戸神社(木戸孝允が祭られている)から车道を登っていくのが有名ですが、山口大神宫の里から山道を登るコースもあります。1556年に大内氏によって筑城が始まりましたが、城主が目まぐるしく変わり、1638年には江戸幕府の命令で廃城となりました。顶上(标高338m)には石垣や井戸跡などが残っていて(写真2)、戦国时代のちょっと血なまぐさいにおいがするのは気のせいでしょうか。6合目付近の休憩所から、山口大学を含む汤田温泉付近を一望できます。

 

2021-5-2.jpg 写真2

 

 

 

月刊农学部長 第33号(2021年4月)

 

3月 キャンパスの春と身近な登山(その1)

『月刊农学部長』も1周して、春になりました。これまで、キャンパス内の花をいくつか紹介してきましたが、2周目のスタートは农学部周辺に特に多い「こぶし」?「白モクレン」です。この季節は「桜」に話題が集まりがちですが、その半月ぐらい前にキャンパス内の花のトップバッターとして、白い大きな花が一斉に咲きます(写真1)。開花するとすぐに花弁が変色してしまいますが、満開直前までは純白の大きな花がとても印象的です。柔らくおいしそうな花弁ですが、古くから漢方薬として使われていて、花粉症にも効くという記述も見られます。

 

2021-4-1.jpg

 

今年度も引き続きコロナ感染対策を讲じながらの新学年スタートになりそうです。山口市はクラスター発生もなく比较的落ち着いた状况が続いていますし、昨年に比べると対処方法も分かってきました。そんな中で、山でも登ってみようかという学生さんのために、私がこの5年间ぐらいに登ったことのある、「歩いて行ける10名山(?)」を绍介したいと思います。

山口市はその名の通り、山の入り口にある街ですので、1000尘を超える本格的な山はありませんが、徒歩または自転车で麓まで行って、ちょっと登ってみるぐらいの山なら结构あります。今回は、超初心者用として3か所绍介します。いずれの山も顶上にテーブルと椅子が整备されてますので、ランチを持って行くのもいいと思います。山と言うより、丘ですね。

 

1)共育の丘:キャンパス内では、果树园を除くと一番高いところ(海抜30mぐらい)です。登り口は数か所ありますが、大学会馆の里に案内の看板がありますので、参考にしてください。一昨年、私は顶上の広场で子タヌキと遭遇し、お互いにとても惊きました。

 

2)山大里の水源池公园:东门から15分ぐらい歩くと顶上(海抜80mぐらい)まで行けます。夏は少々草木が道を覆ってしまって歩きづらくなりますが、キャンパスの向こうに夕日が沉む风景はなかなかきれいです。特に写真撮影が趣味という人は一度トライする価値があると思います。

 

3)象头山:山口駅の里の山ですが、登り口は鰐石桥付近です。毎年顶上(海抜50mぐらい)に5月はこいのぼり、12月は电饰ダンボが登场します。长年、なぜダンボ?と思っていましたが、古い地図で山の名前を発见して合点がいきました。椹野川の対岸から见ると象の头に似てなくはないですが(写真2)、谁のネーミングなのでしょう。顶上からは山口駅周辺が一望できます。

 

2021-4-2.JPG

Copyright © 山口大学农学部. All Rights Reserved.
TOP