カイコの生き残り戦略 ~植物の香り生成を操作する新规酵素発见!~
山口大学大学院创成科学研究科農学系学域の松井健二教授と高井嘉樹氏(修士課程学生、後に東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程に進学、現在は産業技術総合研究所博士研究員)、小林淳教授らのグループは、東京大学大学院農学生命科学研究科の嶋田透教授と石川幸男教授らのグループ、京都大学生態学研究センターの高林純示教授らのグループ、国際農林水産業研究センターの中村達主任研究員らのグループ、静岡大学グリーン科学技術研究所の大西利幸准教授と道羅英夫准教授、筑波大学生命環境系の戒能洋一教授、名城大学农学部の上船雅義准教授と共同で、カイコが分泌する新規発見酵素が植物の香り生合成を操作し、天敵から身を守りながらクワの葉を食べる戦略を獲得していたことを実験的に明らかにしました。
植物は虫に食べられると「みどりの香り」を放出し、その虫の天敌を诱引して退治してもらいます。このメカニズムは植物の间接防卫と呼ばれ一般的によく知られています。
カイコは、クワの叶を食べる际に口の近くの吐糸口から酵素を分泌する。この酵素が「みどりの香り」の生成を抑制するため、クワはカイコの天敌であるヤドリバエをうまく诱引できません。
?カイコが分泌酵素を用いて、ヤドリバエに悟られないように植物の香り生合成を操作し「みどりの香り」の生成を抑制、安全にクワの叶を食べる戦略を获得していたことを明らかにしました。
?この酵素は、これまでに知られていない新规発见酵素でチョウやガの仲间だけに见られる特徴的な酵素であることを明らかにしました。
本研究は、闯厂笔厂科研费闯笔26660095、闯笔25282234の助成を受けたものです。
この研究成果は『Scientific Reports 』に8月9日(木)掲載されました。
顿翱滨:10.1038/蝉41598-018-30328-6
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研究结果の详细はこちら(214KB; PDFファイル)をご覧ください。
