山口県内初!手术支援ロボットを用いた食道がん手术を开始しました
2020年8月より、山口大学医学部附属病院では、食道がんに対して“手术支援ロボットを用いた食道がん手术(ロボット支援下手术)”を开始しました。
このロボット支援下手术とは、新しい内视镜外科手术です。ただ、ロボット手术といっても、机械が自动的に手术を行うわけではありません。患者さんの胸やお腹にあけた小さな穴から挿入した手术机器と内视镜をロボットアームにドッキングして、医师が离れた操作ボックスの中で内视镜画像を见ながら钳子(かんし)やカメラを操作して手术を行います。
手术は食道がんを根治するための唯一の治疗法ですが、胸やお腹を大きく开くことで高い侵袭がかかることが问题でした。近年、低侵袭な内视镜手术が普及したことで、胸腔镜を用いた手术が食道がんにも応用されましたが、食道がん手术は难易度が高く、根治性と机能温存のためにより精密な操作が要求されます。特に声帯を动かす反回神経の温存が重要となりますが、従来の胸腔镜下手术ではその操作性に限界があり、神経へのダメージが危惧されていました。この点において、ロボット支援下手术では高画质で立体的な3顿フルハイビジョンカメラ(内视镜)を使用することで、手术部位の细かな解剖までより判别しやすくなりました。また、専用の钳子は、人间の手以上によく曲がる多関节机能があり手ぶれも制御できるため、狭くて深い体腔内でも、繊细で正确な手术操作が可能です。このように、ロボット支援下手术は従来手术の欠点を补って精密で爱护的な操作により神経机能を温存しつつ根治性を高めることが期待されています。
当院では2012年にロボット支援下手術が導入され、現在最新のda Vinci Xiシステム(Intuitive Surgical社)を設置しており、泌尿器科(前立腺、腎)、呼吸器外科(肺、縦隔)、消化器外科(胃)で実施しています。2018年4月に食道がんの手術も保険適用され、この度山口県内で初めてロボット支援下食道がん手術を提供できるようになりました。この手術の実施には単にロボット手術機器の設置だけでなく、高い専門的な知識や技術、経験が必要です。当院は山口県唯一の食道外科専門医認定施設で食道外科専門医を中心に専門性の高い食道がん治療を行っています。また日本内視鏡外科学会による内視鏡外科技術認定(食道がん手術)も取得しており、安全な内視鏡外科手術を実施しています。今後も、ロボット支援下食道がん手術の導入によりさらに高水準でからだに優しい手術を提供し、食道がんの治療の向上に貢献したいと思います。

