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国立大学法人 山口大学

中枢性神経免疫疾患における血液脳関门破绽に関する総説论文を発表

 

発表のポイント

  • 中枢性神経免疫疾患(多発性硬化症、视神経脊髄炎、自己免疫性脳炎、自己免疫性小脳失调症)における血液脳関门破绽に関する総説论文を発表しました。
  • 多発性硬化症では、血液脳関门を超えたリンパ球流入が初期の病态に大きく関与し、皮质下の血液脳関门破绽による脳萎缩が进行期の病态に大きく関与します。
  • 视神経脊髄炎では、GRP78抗体による血液脳関门破绽が抗アクアポリン4抗体(AQP4抗体)の脳内侵入を惹起し、视神経脊髄炎発症に関与します。
  • 惭翱骋抗体関连疾患においても、GRP78抗体が血液脳関门破绽に関与します。
  • 自己免疫性小脳失调症の一つである傍肿疡性小脳変性症を合併したランバート?イートン筋无力症候群では、GRP78抗体が血液脳関门破绽を引き起こすことで、P/QVGCC抗体の小脳内への侵入を促し、小脳失调を引き起こします。

総説论文の内容

 山口大学大学院医学系研究科临床神経学讲座の清水文祟准教授らの研究グループは血液脳関门の构造や机能について概説しました。
 中枢性神経免疫疾患(多発性硬化症、视神経脊髄炎、自己免疫性脳炎、自己免疫性小脳失调症)における血液脳関门破绽の机序について概説し、研究グループが発见したGRP78抗体の果たす役割について详しく解説しました。

 

図1. 多発性硬化症での血液脳関門破綻機序
初期あるいは再発寛解期にはVCAM-1ICAM-1などの接着因子を介して、T细胞/B细胞が血液脳関門を通過し、中枢神経内に侵入します。中枢神経内でリンパ球が活性化され、内側から血液脳関門を壊すことで、更に大量のT细胞やB细胞が中枢神経内に侵入します。B细胞が髄膜に集簇し、異所性リンパ濾胞を形成し、脳萎縮や症状進行に関与していきます。

 

図2.视神経脊髄炎関连疾患での血液脳関门破绽
末梢血に存在するGRP78抗体が血液脳関門内皮细胞に存在するGRP78に结合、その后NFκBを活性化し、血液脳関门を破绽させAQP4抗体の脳内侵入を惹起します。AQP4抗体はアストロサイト足突起に存在するAQP4に结合し、补体介在性障害、IL-6产生を介して更に血液脳関门を壊します。

 

図3. 傍腫瘍性小脳変性症を合併したランバート?イートン筋無力症候群の病態機序
骋搁笔78とP/QVGCCは腫瘍细胞表面に発現しています。腫瘍细胞との交差免疫により産生されたGRP78抗体が、血液脳関門内皮细胞に発現するGRP78に结合し、狈贵κ叠シグナル活性化により血液脳関门を破绽させます。同じく肿疡との交差免疫により产生されたP/QVGCC抗体の脳内流入を促進しプルキンエ细胞傷害、顆粒细胞傷害を惹起します。

 

 本成果は2024102日付で「International Journal of Molecular Sciences (IF 4.9)」に掲载されました。

论文情报

  • タイトル:Blood–Brain Barrier Disruption in Neuroimmunological Disease
  • 著 者:Fumitaka Shimizu, Masayuki Nakamori
  • 掲載誌:International Journal of Molecular Sciences
  • 掲载日:2024年10月2日
  • D O I:10.3390/ijms251910625

谢辞

 科研費 (24K10621, 21K07416, 20H00529)、公益财団法人中学创薬科学财団、ブレインサイエンス振兴财団の支援を受けて行いました。

用语解説

?血液脳関门(BBBBlood-Brain Barrier
脳内微小血管内皮细胞により構成される血液と脳を隔てるバリアー構造物。外部の有害物質や病原体から末梢神経内の神経细胞を守り、免疫细胞の侵入を防ぐと同時に脳内の细胞に必要な栄養素を積極的に取り込む役割を果たす。

?多発性硬化症
视力障害、感覚障害、运动麻痺などさまざまな神経症状の再発と寛解を繰り返す自己免疫性神経疾患で、厚生労働省が指定する难病の1つ。

?视神経脊髄炎
视神経と脊髄および大脳に病変が生じることで视力低下や感覚异常などを繰り返す病気で、厚生労働省が指定する难病の1つ。 免疫の異常によって自分の体の組織が攻撃される自己免疫疾患で、アクアポリン4に反応する自己抗体(抗アクアポリン4抗体:AQP4抗体)により、脳?脊髄?视神経が攻撃されて発症する。

?ランバート?イートン筋无力症候群
P/Q型電位依存性カルシウムチャネル自己抗体 (抗P/QVGCC抗体が検出される神経筋接合部疾患。小细胞肺癌との関連が知られている傍腫瘍症候群である。10%に小脳性运动失调を合併することが报告されている。

?骋搁笔78抗体
研究グループが同定した血液脳関门を破绽させる作用を持つ自己抗体。视神経脊髄炎やMOG抗体関连疾患、傍肿疡性小脳変性症を合併したランバート?イートン筋无力症候群の患者さんの血液で検出され、血液脳関门破绽に関与することを、これまで研究グループが报告してきた。

问い合わせ先

  • <研究に関すること>
    山口大学大学院医学系研究科临床神経学讲座
    罢贰尝:0836-22-2719
    准教授 清水 文崇
    贰-尘补颈濒:蹿蝉丑颈尘颈锄耻蔼(アドレス蔼以下→测补尘补驳耻肠丑颈-耻.补肠.箩辫)
  • <报道に関すること>
    山口大学医学部総務課広报?国際係
    罢贰尝:0836-22-2009
    贰-尘补颈濒:尘别268蔼(アドレス蔼以下→测补尘补驳耻肠丑颈-耻.补肠.箩辫)
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