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山口大学医学部 大学院医学系研究科?医学部

神経解剖学(旧 解剖学第二)

神経解剖学(旧 解剖学第二)

教授名 小西 博之
讲座メンバー 升本 宏平,イスラム エムディノビウル,野﨑 香菜子
医学科担当科目 基礎解剖生理学序説,外皮筋骨格系,肉眼解剖学実習,組織学実習,感覚器?末梢神経系,中枢神経系,脳実習,生命医科学テュートリアル,基盤系特別専門講義,自己开発コース,修学論文テュートリアル,Open Science Club,SCEA/AMRA
居室 基础研究栋4阶
TEL 0836-22-2206
FAX 0836-22-2205
Email kaibou2@yamaguchi-u.ac.jp

讲座の绍介

私たち神経解剖学讲座は、肉眼解剖学実习、骨学実习、脳実习、一部组织学実习に加え、基础解剖生理学序説、外皮筋骨格系、感覚器?末梢神経系、中枢神経系のユニット讲义を担当しています。研究においては、讲座名が示すように、主に形态学的手法を用いて脳発达、神経损伤や神経変性疾患にアプローチしています。形态と机能は表里一体です。形は机能を反映し、机能は形を反映しています。形を见て机能に迫り、そして机能を知り形の本质を理解することを目指したいと思います。

研究内容①

神経损伤时や神経変性疾患の治疗标的としてこれまで神経细胞が主でしたが、効果的な治疗法はあまり见出されていません。私たちは、病态时の神経细胞を、その「周囲」に存在するグリア细胞や、「さらに周囲」に存在する髄膜などから眺めることで、新たな治疗法を探していきたいと考えています。

①-1:病态时におけるミクログリアの机能

脳内には神経细胞以外にミクログリア、アストロサイト、オリゴデンドロサイトといったグリア细胞が存在しています。かつてグリア细胞は神経细胞の补助的细胞と位置づけられ、脇役のようなイメージで捉えられていました。しかし、近年急速にグリア细胞に対する研究が进み、通常状态の脳内で想定以上に重要な役割を担うことが分かってきました。现在では、グリア细胞は神経细胞を操る细胞とまで认识が変わってきています。神経损伤时や神経変性疾患においても、グリア细胞は神経细胞に多大な影响を与えると考えられています。そのような病态时におけるグリア细胞の机能を明らかにし、それを基にグリア细胞を操作することで病态を改善していきたいと考えています。グリア细胞の中でも、特に损伤応答性が强い「ミクログリア」という细胞に着目しています。ミクログリアは脳の実质に存在するマクロファージの一种ですが、脳内の血管周囲や脳を包む髄膜といった特定の部位には、「ミクログリア以外のマクロファージ」が存在します。ミクログリアに加え、そのような特殊なマクロファージにも着目しています。

①-2:病态时における髄膜の机能

脳を包む髄膜のうち最外层に位置する硬膜は、脳を包み保护する膜、または脳脊髄を容れる膜という物理的要素として主に认识されてきました。しかし、硬膜内にリンパ管が存在することが近年明らかになったことをきっかけに、机能面で非常に着目されています。私たちは脳损伤时に硬膜が大きな构造変化を起こすことを见出しています。その硬膜の変化が脳损伤に与える影响を明らかにしていくことで、新たな神経损伤治疗法が生まれる可能性を期待しています。

研究内容②

前任の篠田晃名誉教授の研究内容を継承し、辺縁系?视床下部に着目し、広く情动と神経変性疾患の脳科学的解明を目指しています。

②-1:脳の性ステロイド

情動解明の突破口として、情動二分化の典型である脳の性分化の解明に挑んでいます。 脳の性分化に性ステロイドは決定的な影響を持ちます。篠田前教授は、哺乳類脳の性分化の中心領域である内側視索前野?扁桃体領域に、アロマテース(芳香化酵素:アンドロゲンをエストロゲンに変換する)を発現する膨大な数のエストロゲン合成ニューロンが存在することを世界で初めて証明しました。この領域には性差を伴うアンドロゲン受容体とエストロゲン受容体が豊富に発現します。アロマテースは局所的に性ステロイド環境を変化させることで脳の性分化を制御すると考えています。さらに更年期におけるこの領域のエストロゲン合成能の低下が、海馬機能やモノアミン系、アセチルコリン系等の活動調整系と関連して認知症やうつ病の発生に関わるという仮説を立てています。

②-2:斑点小体(stigmoid body [STB]) 篠田前教授は、性ステロイド受容体発現細胞にしばしば共存し、視床下部?辺縁系に特異的に分布する細胞質封入体「斑点小体 stigmoid body (STB)」を発見?同定し命名しました。STBにはハンチントン病関連蛋白質HAP1が局在します。細胞内へのHAP1遺伝子導入でSTBが誘導され、細胞保護的に働くことを示しました。STB/HAP1はステロイド受容体を吸着しその核移行を制御します。特にポリグルタミン伸長性アンドロゲン受容体の核内移行制御を介して、球脊髄性筋萎縮症(SBMA)で起こるアポトーシスを抑制することを発見しました。現在、私たちは「STB/HAP1 保護仮説」が脊髄小脳変性症や認知症、その他の精神疾患でも成立することを検証しています。それが今後世界的に発展した研究になることを期待しています。

研究内容①の図
研究内容②
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